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2021.02.091.虫歯・歯周病 『ウイルス』についてお話します。
こんにちは
ハロー
アニョハセヨ
ニーハオ
ボンジュール
いろんな国の方に通じる挨拶でスタートします。
歯科医師の住元です。
さてさて今回はウイルスの話ですね!
毎日毎日不安な日々をお過ごしだと思います。
私はまた新しく学べる時間ができたとポジティブに考えて、今回学んだことをお話しします。
ウイルス感染症は鼻の穴や口の中にある
ACE2(Angiotensin-Converting Enzyme 2)という、
鍵穴のような部分にウイルスが侵襲することから始まります。
ACE2という入り口は実は口腔内にもっとも多いため、
PCR検査の感度や検査時の感染リスクの点で、
唾液による検査が推奨されています。
このACE2という鍵穴は、口の中の清掃状態が良いと
唾液中の糖タンパクにカバーされていますが、
清掃がままならない場合には、
多くの歯周病菌が出すタンパク質分解酵素などが糖タンパクのカバーを分解して
ACE2が露出し、口の中の粘膜にウイルスがくっつきやすくなるため、
感染リスクを高めるのではという研究もあります。
さらに詳しくいくと難しくなり、私も機序全て理解するのは苦しむところなので
簡単にいうと、口腔内をきれいにしておくのは重症化リスクを下げます。
また
インフルエンザのお話にはなりますが、調査対象は在宅の高齢者です。
冬季6ヶ月の間、歯磨きだけをしていた92人のうち、
期間中にインフルエンザを発症した人は9人
つまり、9.8%。
対して
歯科衛生士による口腔ケアを受けた98人では
インフルエンザ発症は1人
つまり1%。
パーセンテージだけで比較すると
なんと10倍ほど発症に差という結果が出たそうです。
ぜひ皆さんも専門的口腔ケアを受けに来てください。
在宅、、、といえば
我々バウムクーヘン歯科クリニックも訪問診療を始めます。
家族、親戚、知り合いにも
ぜひ相談、おすすめしてください。
皆様と一緒にお口を健康にしていきたいと思っています。
歯科医院をもっと身近にがモットーの住モットーでした。