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2022.04.16カテゴリ01 加熱式タバコについてご紹介いたします☺

花の盛りもあわただしく去り、いよいよ春も深まってまいりましたが私は花粉症なため辛い日々が始まってしまいました。💦

どうもこんには!歯科医師の平野です。

今週のブログ担当ってことで何を書こうか考えていたところ

加熱式タバコについて調べてきたので紹介していきたいと思います!!

加熱式タバコは紙巻きタバコと比較して有害化学物質が少ないと報告されており紙巻きタバコをやめて加熱式タバコに移行する人が多くいます。

実際に加熱式タバコの宣伝文句は有害性の低減や無煙といったところに焦点を当たられておりまるで健康的な代替品であるかのようにされています。

2018年段階では加熱式タバコに起因する健康障害のデータや歯周病に関する報告はなく、20歳男性の急性好酸球性肺炎症が報告されただけです(¹。

 

だからといって全く害がないというわけではなくアイコスから出る煙の成分を分析した報告では,

ニコチンは紙巻きタバコの 84% で、同じ一酸化炭素や揮発性有機化合物といった有害物質が検出されており、

自分自身はもちろんのこと周囲にも影響を与える物質が検出されています(²。

 

また、妊娠性高血圧症や低体重児にも加熱性タバコの影響があると報告もされています(³。

加熱式タバコはまだ発売されて間もないので健康にどのような影響が出るかまだはっきりとわかってはいませんが

これから次第に報告がされてくると思いますのでまた何か報告がありましたら伝えていきたいと思います!

何かわからないことがありましたら是非お聞きください!

 

1)Aokage, Toshiyuki, et al. “Heat-not-burn cigarettes induce fulminant acute eosinophilic pneumonia requiring extracorporeal membrane oxygenation.” Respiratory medicine case reports 26 (2019): 87-90.

2)Auer, Reto, et al. “Heat-not-burn tobacco cigarettes: smoke by any other name.” JAMA internal medicine 177.7 (2017): 1050-1052.

3)Zaitsu, Masayoshi, et al. “Heated tobacco product use and hypertensive disorders of pregnancy and low birth weight: analysis of a cross-sectional, web-based survey in Japan.” BMJ open 11.9 (2021): e052976.