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2023.09.15カテゴリ01 ジルコニアについてお話します🦷
こんにちは!
歯科医師の江端亮太です!
ようやく涼しくなってきましたね!🍂🍂🍂
暑い夏がようやく終わり、
秋めいてきた今日この頃。⛩️
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
秋といえば夜長の時期です。
お昼の長い夏が終わり、
じわじわと日暮れが早くなります。
芸術の秋。読書の秋。
色々な趣味に没頭できる時期ですね。
夏バテ気味だった皆様にも
食欲の秋を邁進している方が
いらっしゃるのではないでしょうか?
私はそうです🖐️
運動しなきゃな…⚽️
さて、本題に入りたいと思います。
本日のお題は「ジルコニア」🦷🦷🦷
ジルコニアとは
歯の被せ物に使われる材料の一種です。
例えば、虫歯になった歯は
その重症度で対応法が変わってくるのですが
比較的軽い虫歯なら
プラスチックの詰め物(コンポジットレジン)
などの治療がメインになります。
しかし、
神経に達している場合の大きな虫歯では、
神経を取る治療を行ったのち、
被せ物をつくる必要があります。
この時に使用することができます。
では、ジルコニアとは
どのような物質なのでしょうか?
正式名称は二酸化ジルコニウム(ZrO2)と言い
巷では人工ダイヤモンドとも言われます。
このような材料を被せ物に使うのですが
ダイヤみたいにギンギラな歯💎
…というわけではありません。
この人工ダイヤモンドのジルコニアと
被せ物に使うジルコニアとは
結晶構造がちょっと違うんです。
歯科業界では
プラスチックとジルコニア(陶磁器)
の話をする時に、よくお茶碗の話を
例に用いることが多いんです!
被せ物に使うジルコニアは、
イットリア等の添加物を足し、
白いお皿に近い材料に加工したものです。
これが歯科の「ジルコニア」の正体です。
(陶磁器っていいですよね)
ところで皆様、こう思いませんでしたか?
「プラスチックのお茶碗じゃダメなん?」🙄
一本の歯を治すなら、その選択肢もあります。
例えば、
CAD冠、ハイブリットジャケット冠
と呼ばれるものが
プラスチックで作られる被せ物です。
また、金属の下地に陶器の材料を盛って
色味を整えた「メタルボンド」
というものも、かつては作られていました。
これらはとてもよい材料です。
しかし、プラスチックで作るため
強度もあまりなく、
汚れや着色もつきやすいです。
「メタルボンド」は
目に見えるところはきれいですが、
舌側は金属のため
金属アレルギーを誘発する可能性もあります。
それに比べて
白いお茶碗なら色もつきにくく
強度もあるので割れにくいです。
このようなところが
ジルコニアのいい点なんです。
噛む力、咬合力は
人間の中で1番強い力と言われています。
ですが「ブリッジ」
いわゆる間の歯がない架け橋状の場合は、
メタルボンドのように
下地の金属がなければ
陶材が割れてしまいます。
ジルコニアはその点、
噛む力が加わっても結晶構造が
一時的に変化し、ある程度の力を
受け流してくれるので割れにくいです。
そのためかつては不可能だった
「すべてが白い歯の被せ物」
ができるようになりました!
「いいな」と思った方、
あるいはお口の中の金属色を消し去りたい
そこのあなた!
当院でもジルコニアでの治療を行っています。
ご興味がある方はお越しの際に、
スタッフにお気軽にお声掛けください!
パンフレットもご用意していますので
是非一度検討してみてはいかがでしょうか?