お知らせ・ブログ

2025.05.3119. 管理栄養士のお話 管理栄養士が「咀嚼と健康」について教えます☝🏻

こんにちは✨

管理栄養士の徳本です。

 

5月も残りわずかですが、

まだ朝晩は寒い時がありますね。

 

季節の変わり目なので、

体調管理には十分気をつけてお過ごしください🌷

 

さて、今回は「咀嚼と健康」についてお話したいと思います。

 

皆さん、咀嚼回数を意識して食べたことはありますか??

 

意識して何回も噛むということはなかなか難しいと思いますが、

少しの工夫で自然と噛む習慣を身につけることができます★

 

まず、咀嚼の利点ですが、

「歯と顎を健康に保つこと」

「食べ過ぎ防止」

「生活習慣病予防」

などが挙げられます。

 

「歯と顎を健康に保つこと」

顎を動かす筋肉群の咀嚼筋は

よく噛むことで活性化・強化されて顎の発育や維持に貢献します。

 

特に成長期の子どもでは、

硬いものをよく噛む習慣が顎の正常な発育を促すとも言われています。

 

また、噛むことで唾液が多く分泌されるため、消化を助けることにもなりますし、

唾液にはphの中和、再石灰化作用、抗菌作用があり、

むし歯や歯周病の予防に重要です🦷

 

 

「食べ過ぎ防止」「生活習慣病予防」

食事をすると血糖値の上昇や消化ホルモンの分泌により、

満腹中枢が刺激されて満腹と感じるため、よく噛むことで満腹感を得られやすくなります。

よく噛んでいると、必然的に食事時間が長くなるので満腹中枢が働き始めて、

自然に食べる量が減るのです。

また、食べるのが早い人は、ひと口量も多くなりがちということもいわれています。

 

さらに、血糖値の上昇を緩やかにすることもいわれています。

よく噛むことで食べる量が抑えられ、消化がゆっくり進み、血糖値の急上昇を防ぐため、

糖尿病などの生活習慣病の予防につながります。

 

糖尿病は、体内に入ってきたブドウ糖をインスリンが処理しきれなくなり、

血中に異常に糖が多い状態が続くことをいいます。

 

その状態が続くと、血管が硬くなって弱っていってしまいます。

そうなると様々な臓器に異常が現れてきます。

 

なので血中に入ってくるブドウ糖のスピードを緩やかにすることが重要です。

 

では、どうしたら咀嚼回数を増やせるのでしょうか?

無理なく増やすには、「食材の選び方や調理の仕方」「食べ方」を工夫してみてください★

 

💡噛み応えのある食材を選ぶ

雑穀・玄米などの硬めのごはんを選んでみたり、

魚やひき肉などのやわらかい食材の中に、根菜類やきのこ類などを入れてみる

 

💡やわらかすぎない調理法にする

茹でるより、焼く・炒めるなどの調理法で歯ごたえを残すことや

千切りやみじん切りを乱切りなど大きめに切ることでも、噛む回数は変わります。

 

💡食べる時の意識

大きな口でかきこむより、ひと口量を減らすことや、

早食いにならないように時間を意識することも効果的です。

 

💡ながら食べに気をつける

スマホやテレビを見ながらだと咀嚼が雑になりやすいので、

食事に集中する時間を設けてみるのも◎

 

 

歯医者さんに通って良好なお口を維持しつつ、

普段の生活や食事についても振り返って、楽しく食事をしてくださいね!